ハラスメントは40種類以上!?会社でも気を付けるべきハラスメントの種類をご紹介します。

ハラスメントは40種類以上!?会社でも気を付けるべきハラスメント パワハラ
パワハラ

目次

ここ数年で「ハラスメント」の種類がどんどん増えているように感じます。調べてみるとかなりの数のハラスメントが存在しました・・・・

ハラスメント一覧

ちょっと、それはどうなの?というハラスメントが存在することも否めませんが・・・・

この中でも職場で起こり得るハラスメントをご紹介します。

  1. 1.ハラスメントの定義を抑えておきましょう。
  2. 2.職場で起こり得るハラスメント22種
    1. ■パワーハラスメント(パワハラ)
    2. ■マタニティハラスメント(マタハラ)/パタニティハラスメント(パタハラ)
    3. ■モラルハラスメント(モラハラ)
    4. ■リストラハラスメント(リスハラ)
    5. ■時短ハラスメント(ジタハラ)
    6. ■テクノロジーハラスメント/テクニカルハラスメント(テクハラ)
    7. ■エアコンハラスメント(エアハラ)
    8. ■セカンドハラスメント(セカハラ)
    9. ■パーソナルハラスメント(パーハラ)
    10. ■セクシャルハラスメント(セクハラ)
    11. ■ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)
    12. ■テクスチュアルハラスメント(テクハラ)
    13. ■エイジハラスメント(エイハラ)
    14. ■マリッジハラスメント(マリハラ)
    15. ■ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)
    16. ■アルコールハラスメント(アルハラ)
    17. ■スモークハラスメント(スモハラ)
    18. ■ソーシャルハラスメント(ソーラハ)
    19. ■カラオケハラスメント(カラハラ)
    20. ■スメルハラスメント(スメハラ)
    21. ■エアーハラスメント(エアハラ)
    22. ■エンジョイハラスメント(エンハラ)
  3. 3.ハラスメント被害者・ハラスメント加害者にならないために
  4. 4.もしハラスメントの被害者になってしまったら
  5. まとめ

1.ハラスメントの定義を抑えておきましょう。

harassment=嫌がらせ

何でもかんでも「ハラスメント」という風潮には、個人的には若干の疑問を感じますが、そもそも「ハラスメント」はHarassment、つまり「嫌がらせ」という意味です。

もちろん、意図的に嫌がらせをしている場合は間違いなくハラスメントに該当しますが、ハラスメントの難しいところは、本人は嫌がらせをしているつもりがない場合でも、された相手が不快に感じたり、傷ついたりした場合にはハラスメントに該当するということになります。

近年、ハラスメントが横行している理由は急速な時代の変化が関係しているのではないでしょうか?昔は大丈夫だったことが今は大丈夫とはならないことが多いのです。

そして、その認識が甘いとハラスメント加害者になってしまう可能性があるのです。

2.職場で起こり得るハラスメント22種

職場では様々な人たちが混在しています。人はそれぞれ考え方も感じ方も異なるため、人が多い場所ではそれだけハラスメントが起きやすいと言えます。

ここでは職場で起こり得るハラスメントを3つに分類して書き出してみたいと思います。

■パワーハラスメント(パワハラ)

優位な立場にある人がその立場を利用して相手に嫌がらせをすることです。

上司→部下というイメージが強いですが、同僚間であっても言い返せないような関係性の場合にはパワハラが成立します。また、近年では部下→上司というケースも増加傾向にあります。

■マタニティハラスメント(マタハラ)/パタニティハラスメント(パタハラ)

妊娠・出産・育児が起因となる嫌がらせを言います。マタハラでは、産休や育休、時短勤務などの制度利用に対する嫌がらせと、つわりなど体調変化に対しての嫌がらせの2通りが存在します。また、妊娠する前から妊娠・出産・育児についての要望を会社側がすることもマタハラに該当する可能性が高いです。

パタニティハラスメントは男性版のマタハラを言います。男性の育児休暇取得や子育て参加に関する嫌がらせやを言います。

■モラルハラスメント(モラハラ)

言葉や態度で相手を傷つける精神的な暴力行為を言います。モラハラをしている側の人は自分の意見は間違っていないと思っており、相手の発言を聞き入れず否定する事が多いようです。パワハラと近い性質を持っていると言えます。

■リストラハラスメント(リスハラ)

嫌がらせや不当な異動などを命じ、リストラ対象者が自ら退職するように追い込んでいく行為です。

■時短ハラスメント(ジタハラ)

長時間労働を是正するために、労働時間を減らすように命じておきながら、業務量の改善や労働時間を減らすための対策等は明確に指示せず、従来通りの結果を求めるなどの行為を言います。

■テクノロジーハラスメント/テクニカルハラスメント(テクハラ)

PC等のIT機器の扱いが苦手な人に対して行われる嫌がらせを言います。

■エアコンハラスメント(エアハラ)

節電などを理由に、猛暑日や極寒日でもエアコンを使用させないなどの行為

■セカンドハラスメント(セカハラ)

ハラスメント被害者が、被害を相談したことを起因として新たな嫌がらせを受けたり、仕返しをされるなど、ハラスメントにおける二次災害を言います。

■パーソナルハラスメント(パーハラ)

外見や癖などをバカにするなど。「いじる」という表現を使うことがありますが、面白おかしくいじることは度が過ぎれば「いじめ」になります。

分類2:性差別的ハラスメント

■セクシャルハラスメント(セクハラ)

性的な言動によって相手に不快な思いをさせる行為を言います。身体に触ること以外にも、業務と全く関係のない性的な発言をするなどはセクハラ行為に該当します。セクハラというと、男性から女性に対して行われると思われがちですが、女性から男性という状況であっても、性的な言動によって相手が不快に思えばセクハラに該当します。

■ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)

ジェンダーとは社会的・心理的な性別を言います。ジェンダーハラスメントは「男のくせに」「女のくせに」のように、性別によって決められるイメージと異なる言動等に関して、

避難することを言います。

■テクスチュアルハラスメント(テクハラ)

もともとは文書の評価に対する性差別に関するハラスメントですが、業務の中でも、

女性(男性)が作成した企画書に対して、「女(男)がこんな企画を考えられるわけがない」と言われ、他の人が考えた企画なのではないかと疑われるなども該当します。

性差別ではないけれど

■エイジハラスメント(エイハラ)

エイジは年齢を意味しており、もともとは、加齢による職務能力の低下をバカにするなどの行為が該当するハラスメントでしたが、近年では、若い年代に対するエイジハラスメントも増加しています。

「もう歳だから」や「若いくせに」などはエイハラに該当することになります。

■マリッジハラスメント(マリハラ)

独身の人に対して「まだ結婚しないの?」「だから結婚できないんだよ」「結婚相手紹介しようか」など執拗に尋ねるなどの行為が該当します。

マリハラをしている側は「心配している」という気持ちからなのかもしれませんが、されている側からすれば余計なお世話ということです。

うっかり系ハラスメント

「うっかり系」と括らせていただいたハラスメントは、嫌がらせのつもりが無いケースが多そうな内容をまとめてみました。

■ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)

血液型で性格を判断し、それによって相手が嫌な気持ちになることを言います。

■アルコールハラスメント(アルハラ)

お酒にまつわる嫌がらせ全般が該当します。無理やり飲ませる、酔っぱらって絡むなど以外にも、酔っぱらったことによる社会的な迷惑行為もアルハラに該当します。

■スモークハラスメント(スモハラ)

主に、喫煙者から非喫煙者に対して行われる行為で喫煙に関する嫌がらせ全般が該当します。

■ソーシャルハラスメント(ソーラハ)

自分の投稿に対してコメント等を強要したり、無理やり友達承認させるなどSNSにまつわる嫌がらせ行為が該当します。

■カラオケハラスメント(カラハラ)

カラオケが苦手な人に無理やり歌わせるなどが該当します。

■スメルハラスメント(スメハラ)

臭いによって相手を不快にさせるハラスメント。スメハラは本人がまったく自覚していないケースもあるため対応が難しいケースがあります。

■エアーハラスメント(エアハラ)

場の雰囲気を壊すような発言や態度のこと。空気が読めないなどと言われるケースです。

■エンジョイハラスメント(エンハラ)

楽しさを回りに押し付けること

3.ハラスメント被害者・ハラスメント加害者にならないために

ハラスメントは、加害者側に「ハラスメント」の意識がないというケースが多いです。

上記で記述したハラスメントの中には、「あれ?もしかしたらハラスメントしちゃっていたかも」と思うような内容がありませんでしたか?

最初にご説明したように、ハラスメントは「された側がどう感じるか」という点が重要です。つまり加害者と被害者は表裏一体です。いつ被害者になり、加害者になるかわかりません。

ハラスメントの被害者・加害者にならないための対策として出来ることは「相手と自分の距離感を正しく把握すること」「自分がされて嫌なことは人にしない」ことではないでしょうか?

4.もしハラスメントの被害者になってしまったら

ハラスメント被害にあってしまった場合には、まずは信頼できる上司や、会社の専用窓口などに相談するようにしましょう。

会社に相談することが難しいという場合には、都道府県の労働局の総合労働相談コーナーなどに相談するという方法もあります。

それでも解決に繋がらないという場合には、弁護士に相談するという方法もひとつです。

ハラスメント被害は、証拠をしっかりと押さえておく必要があります。メモなどでも問題ありませんので、いつ・誰に・何をされたということを記録しておきましょう。

まとめ

ハラスメントはされた側の感じ方が大きく影響します。そのため、本人の意思とは関係なく加害者になってしまう可能性が高いのです。

もし、ハラスメントの加害者になってしまったら、できるだけ早く弁護士に相談するようにしましょう。

ハラスメントの被害者・加害者になることを恐れる前に、人それぞれの価値観や考え方があることを理解し、人との距離感をしっかりと把握することが大切なのではないかと思います。

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