失業保険
失業保険は雇用保険の基本手当の通称です。雇用保険料を支払っていた人が受けることのできる権利です。新たな仕事が見つかるまでの間に支払われる給付金のため、再就職を検討している人であれば失業保険の給付を受ける事が可能です。失業給付を受け取るためにはいくつかのルールがあり、それを満たしていることが前提となります。
2019.08.10

    失業保険をもらいながら扶養に入ることはできる?失業保険と扶養の関係を解説

    何らかの理由で失業してしまった場合、失業保険を受ける人が多いかと思います。

    しかし、人によっては誰かの扶養に入ることを検討することもあるのではないでしょうか。

    しかし、扶養に入りながら失業保険を受け取ることは可能なのでしょうか。

    今回は失業保険と扶養の関係について説明していこうと思います。

    1.失業保険とは

    失業保険とは労働者が何らかの理由で失業した際に、次の仕事が見つかるまでの間の生活資金を援助する公的保険制度の一つです。

    保険料は会社で働いている間に給与からの天引きという形で支払います。

    主に失業者の求職中の生活を維持し、求職活動に尽力できる環境を作ることでスマッチのない円滑な再就職を援助するために支給されます。

    2.扶養とは

    扶養とは同一世帯内の家族により生活を維持できている状態を被扶養者と言います。

    年金や健康保険に関する扶養と税制面での不要には内容に少し違いがありますが、前者の場合扶養とは健康保険の被保険者と同じ生計をしている人物のことを言います。

    また、被扶養者であるためには年収が130万円未満でなければなりません。

    3.失業保険と扶養の関係は?

    失業保険が政府によって準備されている目的は失業者に再就職を支援するためです。そのため、退職後に結婚したり入院をしたりなどすぐには再就職する予定がない場合は受給することができません。

    そのため、退職を機に扶養に入る予定の人は失業保険を受給することができないことになります。

    また、失業保険をもらいながら扶養にも入るということはできるのでしょうか。結論を申しますと、失業保険と扶養を両立することはできます。しかし、そのためには守らなければならない条件があります。

    その条件とは年収が130万円未満であることです。失業保険の収入も保険の面では収入とみなされます。より具体的に言えば、基本手当日額が3611円未満の場合は扶養に入ることができます。

    そして基本手当日額が3611円を超える場合は扶養に入ることができません。

    4.待機期間中の扶養

    ハローワークで失業手当の申込をすると、初めに7日間の待機期間が設けられます。この期間は失業手当を受給できない機関です。そのため基本手当日額が3611円未満となるため、扶養に入ることができます。

    ただし、退職理由が会社都合の場合は待機期間が満了するのと同時に、失業保険の支給が始まりますので注意が必要です。

    5.いつ扶養に入るのがよいのか

    それではどのタイミングで扶養に入るのが良いのでしょうか。

    扶養は失業保険の受給期間の終了と同時に入るのがお得です。

    まず失業保険を申し込むためにはこれからも再就職する意思があることを示さなければなりません。扶養に入っていないということは、国民健康保険料や国民年金保険料を支払わなければならなり支出が増えることになります。失業中でしたら国民年金保険料の支払いが猶予されますが免除はされません。

    しかし、もし以前の仕事ではフルタイムで働かれていたのでしたら、国民健康保険料と国民年金保険料の支払い額よりも失業保険の受給額の方が大きくなることが多いです。

    そのため、保険料の支払いがあったとしても失業保険を受け取った方がお得だと言えます。つまり、失業保険の受給期間中は失業保険を受け取り、受給期間が終わったら扶養に入るのが最も合理的だと言えます。

    6.まとめ

    失業保険を受け取りながら、扶養に入ることは可能です。しかし、そのためには失業保険を含む収入の面で上限を満たさなければなりません。

    そのため、失業保険の受給期間は保険金を受けとり、その後に扶養に入るというのがお得です。もし何らかの事情で失業してしまい、失業保険を受け取るか扶養に入るか悩んでいるという方でしたら、上記の内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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