失業保険
失業保険は雇用保険の基本手当の通称です。雇用保険料を支払っていた人が受けることのできる権利です。新たな仕事が見つかるまでの間に支払われる給付金のため、再就職を検討している人であれば失業保険の給付を受ける事が可能です。失業給付を受け取るためにはいくつかのルールがあり、それを満たしていることが前提となります。
2018.08.10

    失業保険延長の解除について

    失業保険を受け取るためには原則として求職活動を行っている必要があります。

    しかし、病気や出産、介護などの事情ですぐに求職活動を始められない状態であっても、失業保険の延長申請を行うことで、受給期間を最長で3年遅らせることができます。

    それでは、失業保険の延長を解除して失業保険を受給するにはどのようにすれば良いのでしょうか。

    1.失業保険の延長の解除について

    もし失業した理由が病気や出産、介護などのため、働く意思があるにもかかわらずすぐに求職活動を始められない場合は、受給金額を変えずに失業保険の受給期間を遅らせて、求職活動を開始するまで受け取りを延期することができます。

    失業保険の延長を解除するとは、失業保険の受給期間を延長したあとに延長を解除して手当の受給を開始する事です。

    2.失業保険の延長解除の方法

    (1)ハローワークで必要書類を提出する

    まずは、必要書類を揃えてハローワークへ提出することから始めます。必要な書類は母子手帳や病気やケガの診断書など失業保険の延長を示す書類、離職業、受給期間延長通知書。雇用保険被保険者証、銀行口座を示すもの、本人確認書類です。これらの書類をそろえることができましたら、地域のハローワークへ行き、それらの書類を提出します。

    失業保険の延長理由によって提出する書類が異なることもありますので、事前にハローワークで相談をするかホームページで確認をしておきましょう。

    (2)求職の手続きをする

    ハローワークで失業保険の延長解除を申請する際に、同時に求職の手続きも行っておきます。求職書への登録用紙を記入して提出します。

    登録用紙を提出した後、ハローワークの職員との面談を受けます。面談ではハローワークの利用方法、今後の流れなどの説明を受けます。

    求職の手続きを終了することで失業保険の延長を解除することができます。

    (3)雇用保険の説明会に出席する

    ハローワークで失業保険の手続きをした人は雇用保険説明会に出席する必要があります。説明会は毎週開催されていて、ハローワークでの手続きの際に予約をします。

    当日はハローワークから受け取った受給資格者のしおりと筆記用具を持参します。受付で雇用保険守旧資格証を受け取って、約2時間の説明会を聞きます。

    説明会の内容はハローワークでの求職活動の方法や流れ、失業保険の受取方法、不正受給に関する注意、求職活動の現状報告の方法などです。

    3.いつ失業保険を解除すればよいのか

    (1)育児が落ち着いて就業が可能になった時

    妊娠や出産が理由で仕事を辞めた人が育児に専念するために失業保険を延長した場合は、育児が落ち着いて時間ができ、求職活動が始められる状態になったらすぐに延長を解除しましょう。その際には、母子手帳を持参することを忘れないようにしましょう。

    (2)病気やケガが完治して就業が可能になった時

    病気やケガが理由で求職活動を始められないために失業保険を延長した場合は、病気やケガが完治して求職活動が可能になった際にすぐに延長を解除しましょう。

    その際には、診断書や退院証明書などの書類が必要となることがありますので、事前に確認をしておきましょう。

    (3)介護が落ち着いて就業が可能になった時

    両親や親戚の介護が理由で失業保険を延長した場合は、被介護者が施設へ入居したり、介護が不要になるくらいに回復したりして、求職活動が可能になった際に延長を解除しましょう。

    4.失業保険の延長を解除した際の注意点

    (1)7日間の待機期間がある

    失業保険を申し込んだ際には、申込日を含めて7日間の待機期間が発生します。待機期間とは仕事をしない日のことで、その人が失業期間中であることを示すために設けられています。失業期間中にアルバイトやパートをする予定の人は特に注意が必要です。

    ただし、待機期間中に働くことはできなくても求職活動を行う事は可能です。

    (2)離職理由によっては給付制限が発生する

    離職理由によっては待機期間後にも3か月間失業保険を受け取ることが出来ない給付制限が発生することがあります。

    会社都合退職や出産、病気などやむを得ない事情で失業した場合は給付制限が発生しません。そのため、7日間の待機期間後にすぐに失業保険を受け取ることが出来ます。

    しかし、自己都合退職の場合は3か月間の受給制限が発生します。つまり、延長を解除してから3か月間の受給制限を経て、失業保険を受給できます。

    5.まとめ

    失業した後、働く意思があったとしてもすぐには求職活動を行う事ができずに失業保険の延長を行うことができますが、延長を解除する際にもさまざまな必要書類や手続きが必要です。そのため、延長解除の手続きを行う前に何が必要なのかを管轄のハローワークで確認をしておきましょう。

    また、延長を解除したとしてもすぐには失業保険を受け取ることができない点にも注意が必要です。

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