セクハラ
セクシャル・ハラスメントとは職場内での性差別的な要素を含む言動や嫌がらせを言い、男性から女性、女性から男性、同性同士の場合もセクハラと認められます。定義が曖昧なため、セクハラに該当するかしないかは、受けた本人の判断次第となりますが、周りがその状況を明らかに不快に感じている場合にはセクハラに該当する場合があります。
2019.11.23

    文面に注意!セクハラになってしまうメールとは

    職場でのセクハラ問題が注目されるようになりました。

    セクハラとは文字通り、「性的ないやがらせ」のことですが、基準が非常に曖昧なため解決が難しい問題の一つです。

    しかし、実際はセクハラが原因で転職や辞職をしてしまう人が多いのも事実です。また、場合によっては精神疾患や自殺に発展するケースもあります。そのため、セクハラは想像以上に受けた人に悪影響を及ぼす問題です。

    セクハラというと直接相手の体に障ったりなどをイメージする人も多いですが、メールが原因でセクハラになることもあります。

    そこで今回は、セクハラになってしまうメールについて説明しようと思います。     1.セクハラの定義

    セクハラの定義は曖昧なのが現状ですが、一般的には相手に同意なく性的な言動をして不快感を与えたり、それを拒否したことを理由に相手に不利益を与えることを指します。

    しかし、セクハラに明確な基準があるわけではありません。そのため、セクハラと思われる問題が発生しても判断がわかれ解決が難しいケースもあります。

    しかし、一般的にはセクハラは当の本人にその気がなくても、相手が不快に感じればセクハラだとみなされることが多いです。

    2.メールだけでもセクハラとなることも

    腰や方を触られたり、性行為を強要されたりといったわかりやすいセクハラ行為だけがセクハラとなるわけではありません。

    発言で女性社員が不快は思いをすることがあるのと同じように、メールの文面だけでもセクハラとなる可能性があります。

    例えば、以下のようなメールはセクハラだと受け取る人が多いです。

    ・メールでカップ数や下着の色、初体験など性的な事柄をしつこく聞かれた。

    ・メールで仕事終わりに食事に誘われた。

    ・メールに卑猥な画像を付けて送られた。

    ・メールで性行為を誘われた。

    ・メールでプライベートに関する内容をしつこく聞かれた。

    上記のような、面と向かって直接言わずにメールでこっそりするセクハラは非常に陰湿です。被害者は恥ずかしさから他者に相談できずに泣き寝入りしてしまうことも多いため、メールでのセクハラは絶えません。

    3.セクハラになるメールのパターン

    (1)性的なプライベート事情をしつこく聞き出そうとする

    性的なプライベート事情を聴きだすことはセクハラになります。

    これはメールに限ったことではありません。直接聞いてもセクハラになりますし、メールやメッセージで聞いてもセクハラになります。

    例えば、カップ数や初体験に関する事など人に言いたくないことはすべてセクハラの対象となります。

    (2)プライバシーを侵害する内容のメール

    性的な内容でなかったとしても、メールがセクハラになることもあります。

    メールの文面によって不快を感じた場合、セクハラとなる可能性は十分にあります。

    仕事とプライベートはしっかりと区別しなければならないため、上司であってもプライベートに関して執拗に聞くことは許されていません。

    異性の同期、上司の間柄であればセクハラとなることがあります。

    しかし、性的ない内容ではないメールでのセクハラがセクハラになるかどうかは、その文脈でも変わってきます。

    (3)業務に無関係のメール

    業務に無関係なメールが上司から執拗に送られてくればセクハラとみなされることがあります。

    特に女性に対して、服装や容姿、行動に関するメールを送られればセクハラとなります。性的な内容があからさまに書かれてなかったとしてもセクハラにならないとは限りません。

    (4)お誘いのメール

    業務時間外は従業員が会社に拘束されない時間です。

    ラブホテルに誘うなど性的な内容でなかったとしても、プライベートを共に過ごすことを強要するメールはセクハラとなります。

    性行為に誘うのはもちろんのこと、食事に一緒に行くように誘ったり、デートや交際に誘うようなメールもセクハラになります。

    (5)女性軽視のメール

    性別によって相手を差別したり軽視したりするメールはセクハラにあたります。

    例えば、「ちゃん」付けは友達同士であればよいかもしれませんが、職場の同期や上司の間柄で「ちゃん」付けで呼ぶことは女性軽視となります。

    また、「女のくせに」・「男のくせに」と性別で決めつけることのセクハラです。

    (6)なれなれしすぎるメール

    仕事上の間柄である以上、友達ではないので、過度になれなれしすぎるメールはセクハラになることがあります。

    例えばメールでハートマークを乱用したり性的な感じのするメールは不快な思いをすることが多いです。

    なれなれしい内容のメールを送った上司は悪意があったり、酔っていただけかもしれません。しかし、メールを受け取った女性が不快な思いをすればセクハラとして対策する必要があります。

    4.まとめ

    セクハラは一見小さな問題に見えても、かなりの数の人が転職や退職に追い込まれています。また、うつ病や自殺の原因となることもあります。

    そのため、セクハラは社会が団結して防がなければならない問題です。そのため、セクハラが発生しないよう、職場では上記の内容を参考にメールに気を付けてみてはいかがでしょうか。

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